2016年8月1日月曜日

[Linux] DynamicDR(オンプレto AWS ディザスタリカバリ環境)の実現(第1回)



こんにちは。SIOSの高田です。
本日81日にLifeKeeper for Linux v9.1がリリースされました。

今回はこの新しいLifeKeeper for Linux(以後LifeKeeper)を使って、オンプレミスで稼働しているシステムを障害発生時にパブリッククラウドのDisaster Recovery環境へ切り替える方法を検証してみました。他バージョンでも同様の構成が可能ですが、これまで検証していない構成でしたので新しいバージョンのリリースに合わせて検証しています。

まずは全体の構成から説明します。

















今回Disaster Recovery環境として利用するのはAmazon Web Service (以後AWS)です。

オンプレミスおよびAWSPublicのサブネットには、Webサーバーやアプリケーションサーバーを配置します。今回はWordPressを利用したWebサーバーを配置します。Webサーバーではクラスターソフトウェア(LifeKeeper)を利用しません。通常はオンプレミスのWebサーバーでサービスを提供しますが、その間AWS側にはWebサーバーは存在せず、Webサーバーをイメージ化したAmazon マシンイメージ(以後AMI)が存在する状態とします。障害が発生した際にAMIからサーバーを起動します。

オンプレミスおよびAWSPrivateのサブネットには、データベースサーバーを配置します。今回はMySQLを利用したデータベースサーバーを配置します。データベースサーバーはLifeKeeperを利用してクラスター構成とします。クラスター構成で利用する共有の領域は、DataKeeper for Linux (以後DataKeeper)を利用してミラーリングします。











オンプレミスとAWSprivateサブネット上に配置しているデータベースサーバー間の通信は、IPsecVPNを利用します。今回はオンプレミス側のルーターとしてYamahaRTX1200を利用します。AWSでは専用線接続(AWS Direct Connect)も利用できますが、既存のルーターを使用して検証することにしました。



各サブネットのCIDRやサーバーのIPアドレスは、以下のようにしています。





















作業開始時点では、オンプレミス側のサーバーが2台配置されているのみです。初めにAWSでのVPCおよび仮想プライベートゲートウェイの設定を行います。こちらの設定については、次回記事でご紹介します。

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